
Breast
乳房縮小術
乳房縮小術とは

乳房縮小術とは、大きすぎるバストによって生じる身体的・精神的な不快感を軽減するために行う形成外科手術です。単にサイズを小さくするだけではなく、バストの位置や形、左右のバランスを整え、美しく自然な仕上がりを目指す高度な技術を必要とする手術です。見た目の改善とともに、日常生活における不便さや痛みの軽減を図ることができます。
バストが大きすぎることによる悩み
バストが大きすぎることで、首や肩のこり、背中の痛み、皮膚のただれ、ブラジャーのストラップによる食い込みなどの身体的な症状が現れることがあります。また、運動時の揺れによる不快感、服の選択肢の狭さ、人目が気になるなど、精神的なストレスを感じる方も多くいらっしゃいます。こうした悩みを根本から解消する手段として、乳房縮小術が選ばれています。
手術の対象となる方
乳房縮小術は、10代後半から高齢者まで幅広い年齢層の方に適応可能です。特に以下のような方に適しています。
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バストの大きさによって身体的負担を感じている方
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左右差が目立つ方
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見た目や姿勢に自信を持ちたい方
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妊娠・出産後にバストの形が崩れてしまった方
医師とのカウンセリングを通じて、症状の程度やご希望を踏まえた上で適応を慎重に判断します。
手術方法と切開のデザイン
乳房縮小術では、余分な脂肪・乳腺組織・皮膚を取り除きながら、乳輪と乳頭を適切な位置に移動させて、引き締まった美しい形に再構築します。切開のデザインは、以下のように症状に応じて選択されます。
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乳輪周囲のみの切開(ドーナツ法)
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乳輪と下に縦方向の切開(縦切開法)
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乳房下縁までの逆T字切開(アンカー法)
バストの大きさや皮膚のたるみ具合によって最適な術式は異なるため、術前に医師が丁寧に説明しながら決定していきます。
当院の乳房縮小術のこだわり
当院では、単にバストを小さくするのではなく、「美しく、バランスの整った胸元」を目指して手術を行っています。形成外科専門医が、バストの輪郭や乳頭の位置、皮膚の余剰量などを精密に計測し、ナチュラルで女性らしいラインに仕上げます。また、将来的なバストの形の変化も見越 し、長期的な美しさが保てるようにデザインしています。
術後の経過とダウンタイム
手術後は数日間の腫れや内出血がみられますが、通常1週間程度で抜糸が可能です。術後の痛みは鎮痛剤でコントロールできる範囲であり、日常生活への復帰は術後1〜2週間が目安です。1〜2ヶ月間は専用のブラジャーを着用し、バストの形を安定させていきます。完全に仕上がりが落ち着くには、術後3〜6ヶ月程度を要します。
傷跡についての考え方
乳房縮小術では必ず皮膚に切開が加わるため、術後に傷跡が残る可能性があります。しかし、当院では形成外科的な縫合法や創傷管理により、できる限り傷跡が目立ちにくくなるよう努めています。時間とともに赤みや盛り上がりは落ち着いていき、多くの方が数ヶ月〜1年ほどで周囲に気づかれにくい状態になります。必要に応じて、術後の スキンケアやレーザー治療もご案内しています。
授乳・乳頭の感覚への影響
乳房縮小術では、乳腺組織の一部を切除することから、授乳機能や乳頭の感覚に影響が出る可能性があります。ただし、完全に機能を失うことは稀であり、術式の選択や技術の向上によって、感覚を温存する工夫がなされています。今後妊娠・授乳のご予定がある方は、事前にご相談いただければ、将来を見据えた対応も可能です。
保険適用の可能性について
バストの大きさが原因で慢性的な肩こりや背中の痛み、皮膚炎などの症状が明らかな場合には、保険診療が適用されるケースがあります。保険適用には、医師の診断と一定の条件が必要となるため、診察時に詳しくご案内いたします。また、自費診療をご希望の方には、自由診療としてデザイン性を重視した施術をご提供しています。
よくあるご質問と当院の対応
「どれくらい小さくできますか?」「術後の胸の形は不自然になりませんか?」「将来また大きくなったりしませんか?」といったご質問が多く寄せられます。当院では、事前のカウンセリングで患者さまの不安や疑問を丁寧に伺い、一人ひとりに最適な手術計画を立てています。必要に応じて、実際の症例写真や術後経過の資料もお見せしています。
心身の快適さを取り戻すために
乳房縮小術は、見た目の美しさだけでなく、身体の負担を軽減し、日々の生活を快適にする治療です。重さから解放され、姿勢が良くなり、服選びや運動にも自信を持てるようになる方が多くいらっしゃいます。毎日の生活の中で「ラクになった」と実感していただけることを目指して、私たちは患者さま一人ひとりに真摯に向き合っています。