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Contour
オトガイ形成術(顎先形成術)
顎と顔のバランス

顎先(オトガイ)は顔の下半分の印象を大きく左右する重要な部位です。顎先が後退していると顔全体がぼやけた印象になり、突出していると強い印象を与えることがあります。オトガイ形成術は顎先の骨を切離・移動して形態を整えることで、横顔のEライン(鼻先〜唇〜顎先のライン)や正面から見た輪郭バランスを改善します。
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下顎が大きく見えたり長く見える方は、短くすることで小顔に見せる効果が期待できます。
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顎が引っ込んで見える方は、適度に前方へ移動させることでより自然で美しい横顔を作ることが可能です。
下顎全体の印象を大きく変えたい場合には、Vライン形成術やエラ形成術と併用することもおすすめです。
適応となる主なケース
顎先が後退している(引っ込んで見える)
顎先の左右差が気になる
横顔・正面ともにバランスを整えたい
顎先が過度に突出している
長すぎる/短すぎる顎を整えたい
術式
骨切り・移動
オトガイ部の骨を切離し、前方・後方・上下・左右へ移動します。移動後はチタンプレートでしっかりと固定します。
メリット:骨格そのものを変えるため、長期的な安定性に優れています。
手術の流れ
1.デザイン・シミュレーション
3D画像や模型を用い、移動量と方向を確認します。
2.麻酔
全身麻酔を使用します。
3.骨切り
オトガイ骨を切離して位置を調整します。
4.固定・縫合
チタンプレートで固定し、丁寧に縫合します。
所要時間
約1.5時間(骨切り術の場合)
術後経過
腫れ
腫れは術後2〜3日目がピークで、1〜2週間で軽快します。
傷跡
内出血は2〜3週間程度で吸収されます。
経過
固定に使用したプレートは通常抜去不要ですが、希望により後日除去も可能です。
注意事項とリスク
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感染やしびれ(下顎神経障害)、後戻りが起こる可能性があります。
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咬合への影響を避けるため、術前の正確なシミュレーションが必須です。
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